今日の講義

1ヶ月ぶり

久々の自然言語処理では、まずデモンストレーションとして機械翻訳の実演。使った機械は普通のPDA。そのマイクに向かって「明日は晴れですか?」と問いかけてみると、数秒で「Will it be fine tomorrow?」と音声が流れます。「How can I get there?」と問い…

類似度判定すなわち認識

音声情報処理では、音声情報の類似性の判定。スペクトル同士がどの程度似ているのかを数値化したものがスペクトル距離。そして、単語を発声した音声同士がどの程度似ているかは、動的計画法によってスペクトルの断片同士をマッチングさせることで判定ができ…

文法と意味

計算モデル論では、いよいよプログラム言語のモデル化に。いわく、文法の意味づけ("while(A)B"はどういう動作をするか、など)を自然言語で行えば曖昧さが残ってしまう。標準コンパイラの解釈結果として定義するなら厳密だけど、応用性はないし処理系が廃れ…

ここまではトラ技コンピュータで読んでた

コンピュータグラフィックスではCSGモデルについて。交差判定や法線ベクトルを計算しやすい形状を何種類か前もって定義しておき、それらの重ね合わせ(和・差・積)で物体を表現する手法。

スポーツ刈りの妖精が踊っていた

コンピュータグラフィックスではレイトレーシングの続き。視線の物体の交差判断など。それだけでは当然間が持たないので、CG映画の実例を見ながらモデリングだとか陰影だとかの処理の実際について。 CG映画の登場人物はたいてい短髪にするそうです。毛髪の処…

リンボーダンス

計算モデル論では集合の総和・総積と配列の集合・二分木の集合とのアナロジーについて。理解可能な範囲のぎりぎりライン。

大事故!?

コンピュータグラフィックスではレイトレーシングの概念、拡散反射、鏡面反射・・・はいいとして。ネットで講義のスライドを見ながら聴いていたら画面に飛び込んで来たのは尼崎の脱線事故のニュース! 講義中にもリアルタイムで増えていく死傷者! 聴いてる…

ケプストルはスペクトルのアナグラム

音声認識ではいきなり数式の山。基本的にはフーリエ変換と自己相関関数だからなんとか理解できる範囲。課題は、この数式を使って与えられた波形をスペクトル解析してみろと。

すべては集合

計算モデル論では集合論のおさらい。ただし、配列も関数も大小関係も集合の直積であるなんていう、アルゴリズムに関わる話も。

基礎からのグラフィックス

コンピュータグラフィックスでは座標系・ディスプレイ・画像ファイル形式などなど基礎知識。さっそく課題。座標を入力させて円を描いた画像をPPMファイルに出力せよと。 研究室では、教育用Java開発環境NJavaのCVSをノートPCのEclipseに仕込んでいじくり回す…

え、月刊?

自然言語処理は隔週で毎回2コマの変則的な講義。去年の自然言語処理入門は専門科目ではない一般教養科目で、それでも結構深いことをやっていたので今回のには期待してます。先生違うけど。 で、隔週なわけだけどいきなり次回の講義が休みらしい。つまり今回…

講義のニオイ

音声認識ではソノグラムの読み方。 講義って、アカデミックな講義か教養っぽい講義か、初回からだいたいニオイでわかるもんです。音声認識は教養っぽいな。昨日のCGもそんな感じがしたけど。どうしよう、それでもとるかな。

ゼミ初め

計算モデル論では、情報数学でやったのと全く同じ集合論の基礎について。使ったパワーポイント資料もほぼ同じ。 研究室では夜から初のゼミ。ところが教授が学会でお休み・・・。学生だけで顔合わせとか研究班の説明とかしたのでした。主な研究班は、画像解析…

一目瞭然

今年度の初講義はコンピュータグラフィックス。その中で、ウルの遺跡を再現したCGフィルムの、90年代のものと2000年のものを見比べて違いを挙げてみなさいと言われました。 どんな違いがあるんだろう。まず90年代物の方から真剣に見ますよ。まあ、綺麗だよね…

今年度最終講義

ソフトウェア構成論は試験期間前日だけど補講。アルゴリズムの平均所要時間を求める手法−ならし解析について。集計法は各操作の最大時間の和をとるもの。大抵大きく出すぎるので、それに「直感で」気付いて修正かけないといけない。出納法は、所要時間の少な…

提出期限は試験最終日だ。。。

結構楽しかった組合せ論も今回で終わり。今回のテーマはRPGのストーリーの解析。分岐する構造を持ったもの(グラフ)がすべてのイベント(節点)に到達するかという問題です。それを、組合せ的に爆発させずに収束させて扱うというもの。それがBDD(Binary Dic…

釣り日和

計算機ネットワークではセキュリティ関連。特に、攻撃やスパム、フィッシングなどについて。OS実装論でもフィッシングをはじめたセキュリティについて。いいよもうその辺は。情報セキュリティ入門でいやになるほどやったから。でも、フィッシングの綴りがPHi…

持ち込み可の意味

ソフトウェア構成論では期末試験に向けた模擬試験。1.fork()とexec()の使い方を解説せよ、2.動的にメモリ確保するアプリの作成上の問題点、3.TCP/IPによる通信を確立する手順、4.Wrapper Façadeパターンの効用。 このテスト自体は採点に入らないし、持ち込み…

手足をもがれたよう

ソフトウェア構成論では、米国・中国と3拠点をネットでつないで、バイオインフォマティクスについての特別通信講義。生命と情報。遺伝情報についてですよ。DNA配列の差異を評価するのにこの講義でやった最小共通文字列の探索なんかが応用されてるらしいこと…

理解に努めます

代数学では有限体の多項式を応用した誤り訂正符号。これはすごいです。1ビットのエラーだったら、誤りが起きたのがチェックディジットだとしてもあっさり検出できてしまう。 電子回路は最終講義なので試験へ向けての練習問題。計算問題はあっさり解けるんだ…

2÷2=1

情報通信産業論という、まあ毒にも薬にもならないような講義を取っていまして、どのくらい薬にならないかというと先生が現役でKDDIと電電公社にいたときの話をうだうだしているだけというところ。 その情報通信産業論はレポートで成績評価がつきます。・・・…

自分でやっとけってことね。

計算機ネットワークではTCP/IPにおけるポート番号とコネクションについてなど。HTTPとかSMTP、POPなんかの、FTP以外の主要プロトコルなら説明してくれなくてもわかるけど、FTPのことは「複雑」というだけで流されてしまったよ。 解析学概論Bでは、もう試験範…

寝不足の頭にはつらい

初講義はソフトウェア構成論から。ネットワークプログラミングとオブジェクト指向というお題だったんだけどいまいち理解できなかった。Selectシステムコールってのも何のことかわからなかったな。いまのうちに調べちゃわないとあっという間に試験だ・・・ 情…

遅すぎた主人公

解析学概論Bではベクトルの積分、曲面の面積。そして最後の最後で勾配と発散。すなわちナブラ演算子の登場ですよ。さて残る講義はあと一回。ナブラはどこまで活躍できるのか!? 論理回路では定数時間内で処理が終わる加算回路など。ただしビット数に比例し…

これでもC++未経験者

ソフトウェア構成論ではオブジェクト指向プログラミング。といっても、受講する側はみんなJavaを必修でやっているのでいまさらやるとしたらC++のこと。実はこれはありがたい。おいらはC野郎だけど、オブジェクト指向についてはDelphiで、つまりPascalで学ん…

授業も聞いてはいたさ

プログラミングBではまず先週のコンテスト問題の解説を。1問目を動的計画法で解いてしまう院生さんの解には脱帽。 あとはクラス定義に適用するインターフェースとテンプレートについて。テンプレートを使った定義はやや頭こんぐらがるので難しいです。発想…

ここでベクトルか

代数学ではとっても難しい問題をやって終わり。証明問題。「ある素数pの法(割ったあまり)は可換環だけど、それらを要素として含むような可換環の要素数は、有限であるならpn個になる(nは正の整数)」ことを示せと。 これは難しい。pの法達以外に要素が追…

1不可思議8099那由他

組合せ論では対称構造の数え上げ。「すべての塗り方は何通りあるか。ただし、回転して一致する塗り方は同じものと見なす」という問題。この問題、一見簡単そうに見えて母関数なしには簡単には式を立てては解けません。これを、置換群の考え方から母関数に落…

1年で衰える

計算機ネットワークではルーティングアルゴリズム。 解析学概論Bは「概論」の名に恥じずどんどん加速中。とばすとばす。今日はベクトル解析の応用としてケプラーの法則(面積速度一定の法則)を証明。万有引力じゃなくても、チカラが常にある一点に向かって…

BkCMの思い出

計算機ネットワークではパイプとFIFOを使ったプロセス間通信、それと強引に絡めてIPソケットを使った通信。そう、TCP/IPを使ってプロセス間通信もできるんですよね。メーラーのプラグインをその方法で無理矢理実装したことがあります(こいつ)。実はこの中…