今日の講義

音声学はすごい

情報生成システムという講義、どんな内容かというと人工音声合成についての講義です。いまやっているのは合成の前提になる音声の性質について。 人間が発声するときはどんな音波を出しているのか、それをどう聴き取っているのかと言うこと。音声学と聴覚心理…

足元それでいいのか

情報セキュリティ基礎では地方自治情報センターの人を招いての、自治体の個人情報保護の話題。話の内容はオーソドックスなもの。 面白かったのは、このセンターが作ったビデオです。情報漏洩事故シミュレーションという10分ちょっとのストーリーなんだけど、…

連想ワールド

情報科学フロンティアでは、今回は国立情報学研究所の高野明彦先生による文書情報処理のお話。 文書と文書を連想でつなげることで、情報の海の中からほしい情報を見つける支援をしようという研究です。実際の成果はしっかり上げていて、 Webcat Plus http://…

比例していない!

ヒューマンインターフェースでは、前期の音声情報処理のまとめ。ただ、前期では話していなかった結構大事な話もあった。それが、メル尺度について。 人間の感じる音の高さは、実際の音の高さとは比例していないのです。これはすごいこと。例えば、どの音でも…

まて、うちら何年生だ

ネットワークセキュリティ基礎。今度は別の企業から講師の人が来てくれてます。みんな村岡研の関係者なのかな? 内容。OSについて、というかUNIXとWindowsの違い。いや、4年生に教える内容かと。

セキュリティ二元論

後期最初の講義でした。本当は一昨日からだったんだけど。担当の先生が教場に現れなかったから。学外の先生だし、きっと講義は10月からだと思いこんでたんだろうな。 「ネットワークセキュリティ基礎」。講師は企業から派遣された人。セキュリティ技術を「Al…

さびしい最終講義

音声情報処理。これが前期最後の講義。とっている人が少ないから昨日で前期が終わってしまった人の方が多いだろうけど。 音声による話者認識の話。前回までは発話内容の認識の話だったので方向が正反対に変わったことになります。でまあ、これが結構難しい。…

筆算が増えてきました

計算も出る論では、型スキームを導入した型推論について。型スキームとは、型変数を含んだ型の変数部分を可変扱いにして、ひとつの式の中である関数が複数種類の型をとれるようにしたもの。すなわち型多相。 型スキームを含む型推論をするときには、連立方程…

勘違いリアリティ

コンピュータグラフィックスの第3回課題はこちら。http://miuras.net/pub/cg03.pdf 最後の講義で扱ったのは、バーチャルリアリティ。立体映像の表示手法とその応用のバリエーションなんかについて。でもそれって単に視覚だけのリアリティなんじゃないかって…

意味深

自然言語処理では、深層格の表現について。深層格ってなんだ。次の二つの文を読んでみましょう。 I broke the window. The window broke. 二つの文は主語が違う。でも、窓の役割(割れること)は同じです。すると、文自体に出てくる各物体の格(windowが主語…

世の中雑音だらけですが

音声情報処理では、雑音を含んだ音源からの音声認識の手法。やり方としては、ノイズ自体を低減することと、ノイズがあっても言葉を認識できるようにする二通りのアプローチがあります。 ノイズ低減のやり方は、波形をスペクトルに直して特定の周波数を低減す…

なんのこっちゃ

計算モデル論ではFLによる型推定の実際について。まずは主型というのを考えます。あるFL式に適合する型が何パターンでも無限に考えられる場合、それを一般的に表したのが主型。主型の構造は、任意の型を示す型変数というのを織り込んで作ります。んで、FL式…

これがないと、カタカナで書くロボット語に

音声情報処理ではプロソディについて。プロソディというのは人間の話す言葉のうち、文字で表せない要素・・・、ピッチの高低とか速さ、アクセント、間の取り方なんかのこと。これらを音声データから定量的に評価する手法について。

先生もたびたび取り違える

計算モデル論では関数型言語FLにおける型の規則。FLの記述は、関数の抽象や適用といった部分でラムダ式がそのまま出てきます。型検査と型推論のうち型検査を、FLの規則による証明という形で実行しました。しかしFLの記述はわかりにくくて紛らわしい! ':'が…

仮想非現実

コンピュータグラフィックスでは前回に続いて三次元CGの応用。立体計測による遺跡・文化財のデータ的保存、数値データの可視化、設計やデザインの画面内だけでの試作など。 デザインの試作という分野では、衣服のシミュレーターが素晴らしかったです。布の動…

脈絡がなかったのでキーワードだけ

自然言語処理では、句構造文法の構文解析のとき表れる複数の解析木候補を絞るための手法として、動詞や形容詞がどんな成分をその後に引き連れるかといった知識を利用する方法を。係り受け文法でも格の決定の仕方として必須格(動詞の意味づけに欠かせない格…

眠すぎたのでキーワードだけ

計算モデル論では、ラムダ式の簡約化戦略として前回やったcall by nameとcall by valueのほかにcall by needをやってひとまず終わり。 今度は変数の型についての議論に入ります。何で型が必要なのか、型の検査方式は、強い型付けとは、とかそんなところ。

忘れられた

コンピュータグラフィックスでは、前回までの技術解説とはうってかわってメディアへのCGの応用について。あれー?先生、前回約束してくれた仮想法線の求め方、忘れてますよー!

出席取ったよ。

コンピュータグラフィックスではボリュームレンダリング。モデリングした図形をCGにするんじゃなくて、シミュレーション結果のような3次元データを画像化する手法です。ひとつはインダイレクト法。すなわち、3次元データの等高面をパネルとして抽出し、こ…

出しておいて

http://miuras.net/pub/cyk.pdf 今日提出のレポート。ただしCYK担当ぶんだけ。Earleyのひとはご勘弁。 ・・・とまあこのレポートはメールで提出だったわけだけど、これを提出してそのまま授業の方は・・・4・5限連続だったのに何を勘違いしたか5限から出…

あり得な〜い

音声情報処理では、N-グラムによる文章の尤度算出。N-グラムとは、N個の単語の列の出現頻度からその最後の単語について、「前に続く単語列がこうならこの単語の出現頻度は何%」という風に確率を求めるもの。 ある文章がどの程度「あり得るか」は、出てくる…

迷走中

計算モデル論では、ラムダ式における関数、定数。すでに脳が悲鳴を上げています。いったいなんなんだこれわ。 定数、たとえば整数だとかブール値なんかも関数の一種として表現するのね。これを関数にかけるときは、関数の引数として関数を渡すという意味の分…

オーバーラン

コンピュータグラフィックスではラジオシティ法。これは、光源からの光だけで物体の輝度や影を計算するのではなく、モデルを構成するすべてのパネルが発光または反射で光を放っているものとして光の授受関係を巨大な連立一次方程式にまとめ、各パネルの輝度…

使い物にならなくて

音声情報処理では隠れマルコフモデルの応用として、ビタービ復号の理論と実際の計算法。しかし、この講義の課題のために見なし起床をしていてもう眠い眠い。計算はできそうだけど、さて。

化ける日を祈って

計算モデル論ではラムダ式の文法と簡約化規則。ラムダ式が何をするものなのかまだよくわかららんのですが。でも変形の仕方だけを詰め込まれていく。これがあとあと一本の線にまとまって、ものすごい知的驚きに化けてくれることを祈ろう。そうだ、そうなるっ…

では何を聴きに来たのか

自然言語処理では、文のパージング。品詞を意味関係でつないで木構造にまとめ上げる作業。品詞同士をつなぐ法則は正規表現、文脈自由文法、文脈依存文法などで表現され、それぞれトップダウン処理またはボトムアップ処理で解決されます。・・・なんてことは…

細かい影落ちはできないけどね

コンピュータグラフィックスでは光源のパターン(点光源、面光源、平行光源など)や、テクスチャマッピング。そうか、テクスチャを張るといっても、質感を張るだけじゃなくて法線ベクトルを張るって手もあるのか。そうすれば材質表面の細かい凹凸が擬似的に…

もうひとつの認識

音声情報処理では、隠れマルコフモデルを使った音声認識について。ある音声波形Xがある単語Wを示している確率P(X|W)を求めます。これは高校で習った条件付き確率。これにはベイズの公式が適用できます。なので、単語Wから音声波形Xが発声される確率P(W|X)を…

whileの意味

計算モデル論では、LCモデルによって命令の意味の表現と、プログラムが正しく終了することの表現について。「命令の列」と「メモリ状態」をひとセットとして、これを公式に従って変形していき、最終的な形に落ち着くならプログラムは正常終了する。そして命…

ノート取らなかったのでノート代わり。

コンピュータグラフィックスでは自由曲面の表現。プリミティブの組合せでは表現できない、滑らかかつ複雑な表面の表現の仕方です。2つのパラメータを双三次式(どちらも3次まである式)にしてx,y,zを表現すれば、自由度の高い曲面が表現できるというのがパ…