1不可思議8099那由他

組合せ論では対称構造の数え上げ。「すべての塗り方は何通りあるか。ただし、回転して一致する塗り方は同じものと見なす」という問題。この問題、一見簡単そうに見えて母関数なしには簡単には式を立てては解けません。これを、置換群の考え方から母関数に落とそうという解き方。これを使うと「ルービックキューブには何通りの状態がある?」なんて問題も解けてしまいます。すごい。ほんとすごいよ数学者って。
情報理論ではエントロピーが上に凸な関数であることの証明、条件付き確率が持つ条件付きエントロピーの性質、そして戦後犯罪人が処罰されるべきだということ(なんのこっちゃ)。この先生は絶対に産経新聞読んでるな。
情報通信産業論ではR&Dについての雑談。90分の講義内容は一言で(要約ではなく)表現できます。「研究開発は産でも官でも学でもやっているが、マイペースで深く掘り下げられるのは学で、産では激しい競争に見舞われる」それだけ。それだけじゃなんだから、ルービックキューブの問題を解いていた。\frac{1}{24}\left(8\cdot\frac{18!}{3^6}+\frac{54!}{9^6}\right)であってるはず。これを計算すると・・・ルービックキューブの状態数は約1.8099\times10^{64}通り。これ最後のひと桁まで計算してレポートにして出したら先生びっくりするかなあ。