それは浮力じゃないでしょ
科学史のエピソードとしては有名な部類に入る、アルキメデスの原理が発見されたときの話。子供向けの科学本にも大抵載っていますね。おいらは子供の科学で読んだ覚えが。
アルキメデスは王様の金の王冠が純金であるのか壊さずに調べることを命じられ頭を抱えていた。そして風呂に入ったときにこぼれるお湯が自分の体積と同じであることから浮力の法則に気付いて王冠が純金でないことを示した。気付いたときにはうれしさのあまり「ユーリカ!」と叫んで裸のまま街に飛び出したとか。
・・・って、この話はどう読んでも浮力の話じゃないです。「水を使った非破壊的な体積測定法」か、「比重による材質検査」の発見でしかありません。なんでアルキメデスの原理とこのエピソードが結びついちゃったんだろう?
男泣きの二分探索
ソフトウェア構成論では緩和アルゴリズムによる最短経路の探索。小難しい名前が付いてるけど、中学生でも思いつくような直感的な探索方法について正当性だとか計算時間だとか示していたんですよ。
プログラミングBではストリームを使ったファイル読み書き。Javaは標準入出力の扱いが不便。1.5からScannerクラスが登場してまだマシになったけど、それでもBASICだったら"INPUT A"の一言でできたことに何行書かすんだ。後半はその応用としてテキストファイルを解析して索引を生成する課題。索引のデータ形式としてハッシュテーブルを作ろうかと思ったけど、最後に整列するのが面倒だよと言われて思いとどまる。男は黙って二分探索か。講義の最後の40分で気合いで仕上げる。二分探索を一から書くときは範囲の設定の仕方を間違うとNullPointerExceptionが飛び交うので泣きそうになりながら。