田んぼでお肉

農林水産省は今年度から、耕作放棄地や休耕田に肉牛を放牧する「田んぼ牧場」の普及に積極的に乗り出す。増え続ける耕作放棄地が荒れるのを防ぎ、飼料の自給率引き上げも期待している。昨年度から柵(さく)設置費の補助など支援策を始めたが、なかなか普及しないため、今年度は指導者の育成も行う。
 放牧対象は繁殖用のメスの肉牛。人工授精を行い、受胎後に放牧すると、世話をしなくても子牛を産み、雑草を食べて子牛を育てる。1年ほどして大きくなった子牛は肥育牧場に移し、そこでも約1年、肉牛用の本格的な飼料を食べさせて出荷する。親牛はこうした子育てを5、6回するという。
 必要な施設は、柵の代わりに田の周りに張り巡らす電線「電気牧柵」と、風呂おけなどを利用した水飲み場程度で、牧舎は必要ない。かかる費用は柵設置費(牧場1ヘクタール当たり約30万円)ぐらい。牛が雑草を食べ尽くせば、別の田んぼ牧場への移動が必要となるが、「1ヘクタールに2頭以下なら、雑草を食べ尽くすことはない」(農水省)という。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050508-00000007-maip-bus_all
休耕田に牛を放っておけば勝手に育ってお肉になる!
プリオン汚染の心配もないし、安全な肉が安くとれるのはありがたいね。