キャラ独立

先月だか、トリビアの泉でやっていたネタで「日本人のうち、金太郎のストーリーを正しく話せるのは○%」というのがありました。これがもうみんな全然話せない。もちろんおいらも話せない。結果は5%を切っていたような。ストーリーから離れてキャラだけが独立して人気者になってしまっていたわけ。
それはいいとして、ちょうどこのとき、おいらも同じようなことを考えていたのです。鉄腕アトムを知らないやつはいないけど、鉄腕アトムがどういうストーリーの漫画だか知っているのは年配の人たちだけだろうな、と。10万馬力の出力を誇ることも空を飛べることもお茶の水博士の愛息がモチーフであることも知ってる。でも、そのアトムが何する話なの? 襲い来る敵とでも戦うのかな? こう思ったきっかけが、浦沢直樹の『PLUTO』。鉄腕アトムの1エピソードが原作だという話は話題になったけど、どこまでが原作通りでどこからが新しい創作なのか周囲の誰も知らないんだもん。