脳内ライブラリアン

ライブラリアンって言うと一般的には司書さんのことですな。図書館の守護人。プログラマにとってはライブラリファイルを管理するユーティリティのことだけど、音楽関係の人にとっては楽譜の管理係のこと。
さて、今日の練習でやった『そのひとがうたうとき』の「あい」はなかなか音がとりきれません。正しい音を何回聞いてもその音のイメージがつかめないのです。それはまあ、メロディの流れを断ち切るような跳躍がたくさんあるせいなわけで誰にとったって難しいんだけど、それだけじゃない。2度下がるとか3度下がるとかの、おいらの苦手な音形も含まれているから。
どうも面白いことに、人によって覚えやすい音形は違うらしいのです。おいらが四苦八苦しているところを楽に取ってしまう人がいるかと思いきや、その人が全然歌えないところをおいらは無問題だったりする。思うにきっと、みんな頭の中に音形のサンプル集みたいなものがあるんだろうな。このサンプル集に含まれてない動きに出会うと、うまく音楽として認識できないみたいな。がんばれおいらの脳内ライブラリアン。蔵書を増やしておいてくれ。それってやっぱりいろんな曲を聴いていろんな曲を歌うことかね。そうだね。きっとそうだ。