あきらめろ

「決してあきらめるな」とか「最後までやり抜け」「不可能だと決め付けるな」といったことは、人生訓として小さい頃から幾度となく聞かされて来ているわけです。確かにこれは正しいわけで、成功を収めた人ってのは不可能に見えたことをあきらめずにやり抜いてこそ成功を勝ち得たわけで。
では不可能に思えることを試み続ければいつかは成功できるのかと言うとそんなわけもなく、一握りの成功の裏には死屍累々なんですね。例えば、太平洋戦争で日本軍があきらめずに戦い続けていれば奇跡の逆転劇はあり得たのかと。
その点、まともなビジネス書には「1%の可能性に賭けるような真似はするな」と書いてありますね。すると勝負をかけていいのは失敗しても次がある時だけということになるのですが、ここが問題。
やっぱり人間、逃げ道があっては本気が出せないんじゃないかと。
しかし…それは仕方がないでしょ。韓信の背水の陣は、イレギュラーなやり方だからこそ故事に残っているとも言えるわけで。