We shall overcome someday

ジャストシステム徳島市)のワープロソフト「一太郎」などについて、松下電器産業が特許権を侵害されたとして製造差し止めなどを求めた訴訟の控訴審判決が30日、知的財産高裁であった。篠原勝美裁判長(同高裁所長)は、特許権侵害を認めソフトの製造・販売差し止めと在庫の廃棄を命じた1審判決を破棄、松下側の請求を棄却する逆転敗訴を言い渡した。

はい、予定通りのことが予定通りに起こりました。でも、おめでとう。
この逆転判決はほぼ分かり切っていたことなんです。実は松下電器は以前にもソーテック相手にほぼ同様の訴訟を起こして(ソーテック製PCにプリインストールされていた一太郎HOMEにいちゃもんを付けた)二審で逆転敗訴したという経緯があるんだから。
たぶん2月の一審で勝ってしまったのも、「うっかり」だったのではないかと推測しています。訴訟を前面に押し出して、裏で有利なライセンス契約を結ぼうというつもりが、ぽんと勝訴してしまったという。
このうっかりの勝訴によってかなりの量の苦情が松下に寄せられた模様で、企業イメージ上むしろ損となっている可能性があります。
また、二審では新たな証拠として非常に強力な id:shiomaneki:20050203 が提出されたものと見られており、控訴したとしても再逆転勝訴の見込みは薄。しかも勝訴するメリットも薄いとなれば、おそらく松下は控訴しないでしょう。
判決が確定するのは、控訴期限の10月13日。確定した時点で、やっと不買運動の看板を下ろせるかなと思っています。道理を受け入れてくれたことになるわけだから。
(だから絶対敗訴を受け入れてくれよ・・・シェーバーの外刃を買いたいのに買えないんだよ)