「電子マネー」よりは

90年代、電子マネーという概念が言い出された頃、すごい違和感を覚えたものでした。だって、すでにマネーは昔から電子的なものだったんだから。銀行振り込みはデータだけの口座間の移動として実装されているわけだし、クレジットカードだってオンラインで信用照会して支払いをツケにしているんだから似たようなもの。いまさら何が電子だと。だから当時から思っていた、より良い用語が「電子財布」。これなら実態に合っているような気がして。後にビットワレットっていう社名を見たときには、なんか考えが通じたような気がして嬉しかったな。