やっぱり器楽もいいなあ

陸上自衛隊中央音楽隊の定例演奏会を、両手に花状態で聴きに行ってきました。それだけでも十分楽しかったわけですが、コンサートももちろん素晴らしかったですよはい。やっぱり楽器ってのはよく鳴るねえ。人間の声だけじゃなかなかかなわない。じゃあ自分も楽器やればどうかと言われると、無理なんです。指がもう全然動かない。PCのキーボードなら機関銃のように撃てても(誤射も多数)、ピアノとなると惨めな雨だれ一本指打法になってしまうのです。それはいいとして、軍楽隊と言えば白くて大きなホルンみたいなあの楽器を想像してたんだけど、あいつは出てきませんでした。がっくし。
1ステは、真面目ステージ。『交響譚詩』は大河ドラマのオープニングに使えそうな邦人作品。2曲目『科戸の鵲巣(しなとのじゃくそう)』は委嘱初演作品で、これはハリウッド映画のオープニング向けかなむしろ。後ろでパーカッション大暴れ! シメは古典『スラヴ行進曲』。
2ステはお気楽ステージ。アンダーソンの『タイプライター』を、タイプライターの代わりにノートPCでやろうとしたりなんかを初めとして、いろんな楽器でないものとの協奏をやってました。最後は『音楽家のストライキ』で一人ずつ抜けていって終わり。それにしてもさすが楽器、人が減っても全然音が弱くならない。合唱じゃこうは行きますまい。
そしてアンコールはそれだけで第3ステージと言えるほどの豪華構成。おお、あの白い楽器も出てきた!(笑) 全員サンタに着替えてのクリスマスステージ。関係ないけど、中音部の木管が多数で主旋を奏でてるのって、管弦楽団の奏でる主旋と似たような音になるんだなー。
このコンサート、指定席だけど無料。さすが国費運営だけある! もちろん大人気でそう簡単に席は取れません。誘ってくれてありがとう!