ツンデレを解析する

ゆーつんだよな、「ツンデレのツンとデレってそれぞれどういう定義なんだろう」とか不思議がってたの。
残念ながらツンデレは全然趣味じゃないおいらですが、それなりの萌え心は持っている立場から、ちょっと客観的にツンデレの意味づけをして、その中でツンとデレの位置づけもしてみます。
さて、ツンデレと言えば、いつもはつらく当たってくるのに二人だけになると途端にでれっとしてしまう、というキャラのこと。代表的なセリフが「べ、別にあんたのことを心配してるんじゃないから勘違いしないでよね!」ですね。
これがツボの人は、これのどこが好きなのか? より具体的には、どこに可愛さを感じ取っているのか?
「けなげさ」と「不器用さ」に可愛さを感じているのです。
ツンデレキャラは、基本的にはそのでれっとする相手が好きなのです。でも、それを悟られるのを恥と思っている、もしくは公の場で好意を顕わにするべきでないと思っているから、人前では本心に反した態度を取ります。
そういう自分なりのプライドをなんとか保とうとしている「けなげさ」、しかもセリフからわかるように、はた目から見れば無理をしているのがバレバレという「不器用さ」、そこが可愛いと感じさせるポイントになっているのです。
するとツンとデレはそれぞれ、「ツン=明らかに無駄な努力の演技」、「デレ=平常」のことだってなりますね。
そうすると、ゆーつんの言っていた「ツンツン」「デレデレ」はそれぞれどうなのかという疑問にも答えが出ます。
デレデレ=好意を隠そうという意志がありません。けなげさを感じさせず、萌えの対象にはなりません。
ツンツン=そもそもの好意がありません。萌え以前の問題です。