コンフリクトマーチ

N-Javaの新機能はいよいよ来週授業デビューを目指して大詰め。でも、デビュー前最後のゼミとなる今日の時点で、まだチーム全員の成果が統合されておらず、個々に作成したところを別々に発表して見せただけの状態。というか、要求仕様を詰めるのを今日のゼミ前にやってるからすごい。
やっぱ素人のシステム開発の泣き所は、こういう体系的なプロジェクト進行に関わるところです。プロジェクトマネージャーってのは建築で言えば設計士&現場責任者みたいなものだけど、それがいないと大工さんの集まりになってしまって完成像が見えなかったり同じような部品を複数の人が作っていたり。
その、似たような部分を二人以上がいじってしまって起こるのが「コンフリクト(衝突)」。成果を統合しようとしても、整合性を保ちながら合体させるのが一番の大仕事になるという大惨事です。
仕様を決め、作業を細分化して分担する、一言で言えばこんなに簡単なことがいかに難しいか。皮肉なのは、今作っている新機能というのが、まさにその分業開発の仕方を学生さんに実感してもらうための機能だってことです。