ゼミがやって来た

医学部時代にやったことのないこと、それが卒業論文。医学部では卒業は試験で決まるので、研究室に配属されて卒研&卒論というのはないのです。(看護学科では卒論を書いた上で卒試を受けていた。悲惨・・・)
その卒業研究をするため、4月から研究室に配属です。本当は半年前には配属は始まっていたんだけど、そのときはまだ入学したてだったから今月やっとこさ。研究室は、教授の扱っているテーマ云々よりは研究室の雰囲気で選びました。行ったのは、とにかく自由なところ。
研究で自由ということは、つまり扱うテーマは与えてくれないから自分で考えなきゃならないってこと。来週の火曜からゼミは始まるから、人に話せるくらいにはテーマを固めねば。どうしよう。よし、今日から一日に一本はテーマをひねり出すぞ、っと。

というわけで今日考えてみたテーマは、P2Pのカーナビゲーションシステムの構築。カーナビを積んだ車同士が短距離無線で走行情報をやりとりしてリアルタイムで渋滞情報を持てるようにできないかと。VICSのようにセンターから送られてくる渋滞情報っていまいちリアルタイム性に欠けるし、的はずれなことも多いでしょう。
そこで、実車走行データの交換です。区間ごとの走行時間を各車が持っていて、それを無線で周囲数十メートルにばらまきます。他者から受信した走行時間データも同じようにばらまく。経路探索に必要なのは比較的ローカルな道路情報だから、この伝言ゲームの仕組みで周辺の走行時間データは手に入ってしまうのではないか、というのをシミュレーションで検証できたら面白いかも、ということです。