甘美タイム

国立音大ANGELICAの定演、シーズンはずれのこんな時期に。聴きに来たくてたまらなくて、何とか都合つけてきました。id:Sampo:20041029にも書いたとおり、「女声合唱」「宗教曲」というおいらの嫌いな2大要素をもちながら不覚にも感動させられてしまった凄腕のところなので。今度は全ステージ松下耕先生が指揮。ダンディです。
1ステは松下作品集。1曲目「NE TIMEAS, MARIA」、包み込むようにバックに流れるソプラノの対旋律の美しさよ。ああ、ああ。
2ステ、『Salve Regina』。1本の賛美歌のテキストを7曲にわけてハープとフルートの伴奏付きで作られた組曲。田舎風の旋律、抑えめのコーラス、そんなので異国情緒たっぷり。
3ステは、待ってましたオルバン『MISSA NONA』。ミサ曲ながら軽快でテクニカルなテンポ、そして絡み合うソプ×メゾのソリスト。重唱って甘美だよなあ。
一個気づいたこと。それはフルート奏者の靴。フルートの人もここの大学の学生なんだけど、もちろんそれなりのぱりっとしたステージ衣装でした。しかし靴が黒いだけの靴なところになぜか目が行ってしまう。「やっぱ学生はこんなもんなのかな」と。男は足元を見られている。その意味がやっとわかった気がしたのでした。