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フミコフミオ氏に危険な一歩を踏み出させたきっかけの一つは自分かもしれない

どこまでが実話でどこからがフィクションなのか判然としない*1フミコフミオ氏のブログだけど、2017年2月現在、氏は厳しい失業生活を送っていることを書いている。
http://delete-all.hatenablog.com/entry/2017/02/01/120000

手に職のある何か専門家というわけでない40代総合職、しかも家族ある人が転職先のあてなしに会社を飛び出すのは一般的な目から見て危険な賭けだと言うしかないんだけど、はてブユーザーを中心とする外野勢はそこら辺についてはかなり無責任に煽ってきた気がする。例えば、社長に退職カードを切ったがすぐ取り下げたという記事
http://delete-all.hatenablog.com/entry/2016/10/26/080000
についたブクマコメントは
http://b.hatena.ne.jp/entry/delete-all.hatenablog.com/entry/2016/10/26/080000
辞める気もないくせに何が退職カードだ、の大合唱だ。もちろんおれもその合唱にセカンドテナーパートでオンステージしている。

で、氏の退職が本当のことだとしたら、例えばと言って出したけどむしろこの記事への反応こそ、というかその中のおれのコメントこそ不用意な退職に踏み切るきっかけになったのでは? という思いを捨てきれないでいる。
f:id:Sampo:20170201224730p:plain
おれのコメント「転職先見つけてから言えよってコメント多いけど、この常に後ろ向きな人が採用面接で語れるまともな自己アピールありますかって話。」*2の直後に初めてフミコフミオ氏自身がコメント付けてるのね。とっくに人気エントリ入りしているから自己ブックマークで加速する必然性もない時期だし、コメント内容も特に意味の無い、何か自分に言い聞かせているような。

あれ、もしかして刺さっちゃったかなって。

刺さったというのは、氏はもしかすると自分がその気になれば転職先を見つけることは簡単だ、という漠然とした思い*3があってそこについてはあまり疑いを持たず特に吟味していなかったのではないか、でもその思いは日々を過ごす姿勢の土台になっていて、そこに「自己アピールの口上は?」というわりと具体的な問いを突っ込まれたときに「あれ?」となってしまい、早急にあやふやさを解消しなければならないという焦りを生じたのではないか、ってこと。

ごく冷静に対処するなら、じゃあ実際に転職活動始めてエージェントの人と一緒に自分の強み弱み棚卸しして自己アピールまとめてみましょうか、実際に内定の一つももぎ取ってみましょうか10社か20社祈られるとしても、みたいな方向に行くしかないんだけど、人間焦りに支配されていると何か動きを出さなければという方に目が行ってしまって悪手をいきなり打つってのは大いにありえることで。

というのを、氏が退職記事を書いたときから思ってる。

しかし、いざとなれば簡単に転職先など見つけられるという漠然とした思いをもっている人は、ちょっとその考えを捨てた方がいい。逆に転職先など絶対に見つかりっこないという思いも捨てていい。まさにこのコメントの半年前まで自分自身がそういう根拠のない楽観を持っていて、半年かけてじっくりそれを打ち砕かれたところだったからあの辛辣すぎるコメントになったってところは、うん、ある。職場で相当活躍しててエースだぜと自認していたはずなのに、自己アピール、いきなり一人で口上考えてみたらフリーズするしかなかったもんね。

とはいえ楽観も悲観もどっちも捨てろの心はというと、楽観とか悲観とかを根拠ある自信とか確度とかに置き換えていく作業が就職活動なんじゃないですかね、というところです。現職にご不満をお持ちの方もすでに飛び出しちゃった方も、転職エージェントさんもしくはヘッドハンターさんとよく相談してこの作業のやり方について指導を受けるのがいいです。

*1:500人の部下持っていて会社バレを少しも警戒する風がないあたり

*2:無神経だよな

*3:http://delete-all.hatenablog.com/entry/2016/12/20/190000 なんかの記事からそういう雰囲気が感じられる