バーチャルアイドルは女性をターゲットにせよ

想像してみましょう。
もし合成歌唱ソフトの初音ミクが、歌手役のバーチャルアイドルとして新しいオリジナルキャラ初音ミクではなく、あの伊達杏子を起用していたら……!
萌える萌えない以前に「ふ、古……っ!」という印象が先立っちゃいますよ。男性の筆者として主観ですが、これは引きます。他の男性の反応もそう違うものではないでしょう。かの大ヒットソフトも今のような成功はなく、専門ソフト売り場の片隅で忘れられていたかもしれません。
伊達杏子があんまり可愛くないという問題はあまり関係ありません。顔も体型も細かく再調整できるのがバーチャルアイドルなんだから(ぷよぷよのアルルの変貌ぶりよ)*1

歳をとって老けるわけではないバーチャルアイドルでも、「古い人」はアイドルとしての価値は落ちてしまうと言ってよいでしょう。これに関連して思い出したのがことわざの「女房と畳は新しい方がいい」。「若い」ではなく「新しい」方がいいと言っているんですね。
女性アイドルが長命にならないのは、トウが立つこととは無縁に新鮮さがなくなることに問題がありそうです。

バーチャルアイドルで商売するとき、この新鮮さの問題は重大です。せっかくの永遠の若さも、デビュー後「古く」なってしまうことに勝てないんだから。

ではどうすればいいか。
長命アイドルがいるのは女性よりは男性ですね。
女性をターゲットにして男性バーチャルアイドルを出すのはどうかな。

*1:初登場時にそれほどブレイクしたわけではないという問題は大きいかもしれませんが