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倒置の「の」

日本語の「の」の語法にはない使い方なんだけどよく知られている「の」に、「逆襲のシャア」というのがあります。シャアの逆襲、なら意味はわかりやすいんだけど、それを倒置するのは一般的な使い方ではないですよね。最近はほぼ同じやり方の倒置で「反逆のルルーシュ」がありますね。

これをどう解釈するかというと、やはり倒置法の原則に従わなければ。
「最後に来るコトバが、えらい」

逆襲のシャア」が「シャアの逆襲」ではいけないのは、エピソードとしてはシャアの逆襲なんだけど、描きたいのは戦いそのものでなく、シャアを描きたいからなんだ、と解釈できるでしょう。反逆のルルーシュもほぼ同様。

さて、結論は簡単に出たわけですが、これらの英訳がちょっと食い違っています。「逆襲のシャア」は「Char's Counter Attack」、「反逆のルルーシュ」は「Lelouch of the Rebellion」です。
「Char's Counter Attack」では単に「シャアの逆襲」。倒置の意味が出せていません。「Lelouch of the Rebellion」は倒置したまま逐語訳しただけで意味不明。
僕ならどう訳すかというと、「逆襲者シャア」「反逆者ルルーシュ」という風に訳すのがいちばんニュアンスを伝えられる気がします。つまり、「Char The Revenger」「Lelouch The Rebel」って感じですね。