「萌える」を古い日本語で表現してみよう

若者言葉を従来の言葉で置き換えてみようという試みをしたことがあります。でも若者言葉としてとても大事なあの語彙に触れてなかったね。
そう、「萌える」。
これは、概念自体が新しいもので従来の日本語では表現できないんじゃないか、とも思います。しかし、古来の日本人も萌え心を持っていたんじゃないかと気付いたんですね。
ほら、諺にあるでしょう。「いとこ同士は鴨の味」。
鴨の味。なるほどね。「おいしい」「絶妙にツボをついている」的なニュアンスがありありと伝わってきます。現代風に超訳してしまうと、「いとこ同士ってシチュエーション的に萌えるよね」ということですか。大家族の中で兄妹同然に育ってきたけど、ぎりぎり近親じゃないというこの絶妙な距離感に感じた萌え心の表現ですな。
大家族が減っていとこというシチュエーションの絶妙さが実感しにくくなったいま、似たような萌えを提供しているというとやっぱり「血のつながっていない妹」萌えなんだろうか・・・ってこれ以上言ってると人格疑われるのでこれまで。