氷の上、雲の中

何年かぶりのスキー旅行。安さと楽しさの両立を目指して今回選んだのは妙高杉の原。とにかく縦に長いスキー場です。どのくらい長いかというと、頂上まで登ると余裕で30分くらい連続滑走ができてしまう(最長滑走距離8.5キロ)。21日の夜から今日まで行ってきました(NHKの練習行ってたみんなごめんよ。半年前から決まってたんだ)。
今回の新機軸は、MLの活用。
ゲレンデで携帯電話が入ると聞いて、これは連絡にMLが役立つんじゃないかと今回の旅行専用のMLを立ち上げたのです。総勢12名でゲレンデを回るので、さすがにいつも全員で一緒にいるわけじゃありません。MLがあれば、「これから三田原方面向かいます」「昼ご飯食べた?」「第一高速リフト下で待ってます」などなど、いつでもどこでも叫べるわけです。
このMLが大活躍。
結局2泊の旅行で38通が飛び交いました。メールの嵐は出発前から始まっていて、「泡盛とチーズとクラッカー入手しました」「梅酒もとむ」とか、準備状況がリアルタイムでわかるのです。まあ、連絡しあってた割には結局強すぎる酒ばっかり集まったんだけど。なぜかスコッチがボトル2本あったし。
さてそのスキー。
妙高杉の原の何がすごいって、景色があまりにも素晴らしい。一応写真には撮ってきたけど、写真なんかあの感動の断片も伝えてくれないです。
明けの空のあの色とか

頂上からの見晴らしとか

えーい、カメラじゃなくて、視覚体験を記録してくれるような機械はないのか!
が、景色が素晴らしいのは快晴のときだけ。2日目からはすごい勢いで雲に襲われていました。もちろん標高1800mとかだと、雲の中にすっぽり入ってしまいます。ガスって前なんか見えやしない。お先真っ白
で、雪も良かったかというと意外にアレで、暖かい日が続いたせいか特に上の方でアイスバーン気味。しかも2日目から降り始めた雪がそれを覆い隠したせいで、見た目はいかにも柔らかそうな新雪、一歩踏み入れればブレーキのまったく効かないアイスバーンという詐欺的な雪面が出現していました。そんな状態になったコブ斜面にガスの中突入したときには「無理!」を50回ぐらい叫んだかな。
・・・とまあ、なかなか熱いコンディションながら、たいした事故もなく楽しめました。みんなおつ!