混声版Voice!?

大東文化大学混声合唱団の定期演奏会。去年と同じ川口リリアへ行ってきました。
ここはベースがいいんです。まず人数がいる。他のパートの倍の6人。つうことは総勢で15人しかいないってことだけど。いや問題は数じゃなくて声。低音から高音まで全域でツヤのあるしっかりした声を聞かせてくれるので、どんな曲を歌っても厚みが出るんです。
1ステは「ひとつの朝」(平吉毅州)。曲自体は有名だけど作曲家はよく知らないって人は多いかもしれない。でも、歌ってるはずですよ。「気球に乗ってどこまでも」とか。
2ステ「風に鳴る笛」(高嶋みどり)。自分の歌ったことある曲を聴くと上手い下手ってよくわかりますね。終曲の「未来」、これうまい。テナーとベースの絡み合いがこんなに甘美になるんだって知らなかった。
3ステは初演曲を含む「Faraway」(信長貴富)。作詞は木島始で、同じ詩が日本語と英語で書かれたバイリンガル詩に曲を付けたものです。これってつまり、去年歌った「Voice」と同じ試み。Voiceの混声版みたいな位置づけだと思っていいんでしょうか(作曲が始まったのはこのFarawayの方がずっと先だけど)。てことはそのうち女声でも同じようなのが・・・? 今回初演の曲の「Crossing」は楽しい曲でしたね。アルトが信長節で跳ね回る跳ね回る。
さて指揮を振ったのはK1さん。アドリブの王者K1さん。舞台上でもしゃべるしゃべる。アンコールに、予定されていなかったのにCrossingをもう一回演る、最後の退場はソプラノの子の手を引いて・・・って、K1さんそれ役得・・・
予定されていた方の正式なアンコール曲は、信長さんが17歳の時に初めて書いたという合唱曲「モビール」。ええっこれが高校生の書いた曲?