レール幅が細いんだよな

歌うときには、一番発声しやすい姿勢というのがあります。自然体と呼んでるんですが、上体の力を抜き、背筋を伸ばし、足は肩幅ぐらいに開いてしっかり踏ん張る。ええ、足は自分の体の幅くらいに開くもんなのです。自力でバランスを取れる人間でさえ。
それに比べて、電車の足幅ってあり得ないくらい狭いなあと思ってたんです。電車の幅は大体3メートルくらいあるのに、レールの幅は1メートルちょっと。あれでよく転ばないよなあと。こう思っていたのには、小さい頃から乗り慣れていた都営地下鉄標準軌と言ってやや「足幅の広い」レールを使っているのを見慣れていたせいもあるだろうけど。
で、それが本当に今年は2件も「転んで」しまったわけです。今年が特に悲惨のようにもみえるけど、例えば何年か前の日比谷線脱線事故も片輪走行のせいだから同じことですよね。足幅が広ければ、片方だけに重量がかかってしまうなんてことはなかったはずなわけで。
広げましょうよレール幅。違うレール幅に対応できる台車なんかももう開発されてるんだから、全国一斉じゃなくても少しずつでも広げていけるでしょう?