ラスト5秒の逆転ファイター

『花に寄せて』。参加できない月曜に練習することが多かったから、本番2日前の今日になって初めてあわせる曲がある・・・「てっせん・どくだみ」とか「ばら・きく・なずな」とか・・・
でもこの曲集は詞も泣けるし曲も泣けるから、気が乗ると途端に鳴り出すうちみたいな合唱団向き。ラスト2日で仕上げますよ〜
『日本抒情歌曲集』。これまで全然マークしてなかったけど、この曲集では「ゴンドラの唄」が猛烈にいい! なにがいいって、伴奏が。。。
「ゴンドラの唄」といわれても何の歌かわからないかも知れないけど「♪命〜みじ〜かし 恋〜せ〜よ乙女〜」の歌だと言われればわかるかも。これが今回の演奏会では最後の曲になるんだけど、これは歌もいいし伴奏もすごい気持ちいいので要注目です。
ちなみに種明かししてしまうと、この曲が最後に来ているのは、オープニング最初の曲がシューベルトの「ゴンドラの舟人 der Gondelfahrer」なのと対にするためだったりします。こっちの曲も楽しげなリズムで、特にテナー系を思う存分歌わせてくれる曲。
というわけで遅くなりましたが演奏会のご案内を。

あさって23日、2時から上野学園石橋メモリアルホールです。上野学園というのは本当にわかりにくい場所にあるけど、上野駅入谷口にさえたどり着ければ案内の人が立ってるんでなんとかなるでしょう。(ただしその入谷口も上野駅の中ではすみっこ)
目玉はなんといっても、歌曲王シューベルトの4曲。美しいのも楽しいのもそろってます。チラシには曲名が書いてないけど、「ゴンドラの舟人 」以外には「夜 die Nacht」「墓と月 Grab und Mond」「詩編23番 Psalm 23」。
『日本抒情歌曲集』は年配の人ほど楽しめるかも知れません。「箱根八里」「中国地方の子守歌」「お菓子と娘」「浜辺の歌」「城ヶ島の雨」「ゴンドラの唄」。一曲も知らない? それは、あなたが年配じゃないってことでしょう(笑)。ゴンドラの伴奏のほか、城ヶ島のソロにも要注目。K一さんをして「日本の宝」と言わしめた美声を誇る彼も今年で引退なので、今年聞き逃すと次はありません。
『王様』はかなり面白い曲。歌詞の意味がわからないとか言わないでください。歌い手にもよくわかりません。実はすごい難しい曲なんで、苦労して歌ってるのがバレなければ結構成功なんじゃないかと個人的には思ってます。
『花に寄せて』は名曲ですね。聴き手にも知ってる人が絶対多いだけに誤魔化しがきかない(-"-;)。大丈夫、仕上げますとも。