歌心

今日は東洋大学白山グリークラブの定期演奏会でした。
東洋大学も、混声合唱団が二つあるのね。その二つで年末に合同第九コンサートをやるみたい。
実は東洋大学の関連校の京北高校ってところの校歌収録を依頼されて歌ったことあるけど、なんで東洋大学の合唱団に依頼しなかったんだろう・・・
さて演奏会。場所は目黒のパーシモンホール。柿の木坂にあるからパーシモンなんだよね。ホントに役人のネーミングセンスってのはこれだから・・・
第1ステージ「Missa brevis」(モーツァルト)。いきなりミサ曲か濃いな、と身構えていたら、結構気軽な明るい曲なのね。発声とか正直アレだったし、祈ってる雰囲気も全然なかったけど、曲への愛はすごく感じられた。この曲をかなり好きになったんだろうと思いました。ま、それで良いと思います(上から見た言い方だな・・・)。
第2ステージ『未来への決意』(鈴木憲夫)。ああ、あの「歴史」の。歌詞がなんかそのまんまの歌詞だなあと思ったら、小学生向けに書き下ろされたエッセイだったのね。ただしそれを書いたのは司馬遼太郎司馬遼太郎が書いたと聞くと途端に重みを持って見えちゃう現金なやつですおいらは。
歌の方は1ステージに比べて急に表現力倍増、日本語の扱いもすごく上手。こういう歌に向いた合唱団なんだなと思いました。指揮者もいいんでしょう。こっちは学生指揮者だったんだけど、いや、1ステの客演指揮者喰ってました。
第3ステージも日本語で『海の構図』(中田喜直)。これはちょっとつまらなかった。曲自体がつまらなかったのかもしれない。でもやや単調だったなあ・・・。
第4ステージがここの売りの黒人霊歌ステージ。演奏は、看板に偽りなしと言ったところです。響きは重厚でアンサンブル感もたっぷり。何よりビート感が素晴らしい。英語の発音に関しては何点かあるにはあったけど、発声自体も結構伝統になってるだろうから変えづらいんだろうなあ。
テナーの人々が結構全身で歌ってました。フラワーロックくらいに。帰り道、あんな風に歌いたいなあと話をしていたら、学指揮が思わず「いいですよ」と。あーあ、言質は取ったからね?