360度警戒せよ

百キロハイクでおいらの歩いてるところを見た人は気付いたかもしれない。いつでもきょろきょろあたりを見回しながら歩いてたこと。ガス欠状態で倒れそうになってたときも、やっぱり右や左や、たまに後ろも見回すのはやめませんでした。
別に百キロハイクのときに限らないんだけど、交通事故が怖くてたまらないのですよ。体のいろんなところをぶつけて、いろんなところがぶっこわれて、もう治らなくなって・・・なんて考えると震え止まりませんて。だから、車が出てくる可能性がある所は必要以上にのぞき込まずにはいられない。
いや実際、他人事じゃないんです。百キロハイクでおいらがきょろきょろ歩いてたまさにその日、仙台ではウォークラリー中の高校生達に酒酔い運転の車が突っ込んで何人も亡くなったんだから。(その酔っぱらい運転手が公判で危険運転致死罪を否認したのがいまだに許せないでいます)
そう、車はどこから突っ込んでくるか分からない。路地から飛び出してくるだけじゃないのです。目の前の車の運転手がちゃんと起きてる保証なんて無いんだし。
するともう、周囲の移動する物体は全部把握してないと安全なんか確保できません。その結果が、きょろきょろ。目だけじゃないよ。物音だってポイント。音を聞いて車の距離と速さを当てる練習をいつもやってます。慣れると、靴音を聞いただけで性別と体格ぐらいはわかりますよ。
レーダーとか欲しいなあ。頭の中に埋め込めるやつ。