生命線細いぞ

『白き花鳥図』の「黎明」。直接夜明けの風景には触れず、空の白鷺、夏の雲、通り雨などなどをたたみかけるように歌って爽やかな夏の朝を浮かび上がらせる、そういう曲。
モチーフを何回も繰り返し、下のパートから順々に重ねていくのは次第にあける空の表現かな。その出だしを担当する男声パートの出来はこの曲の生命線を握っています。生命線な、自分は切らさないようにしてもどこかのパートが切らせばぷっつりだから大変なんだよな。