喫煙者を救え

いつか書いた通り、おいらはとにかくタバコの煙はこれでもかと言うくらい嫌いです。あれ匂いがしただけで頭痛がするし。100m程度離れたって、発生源が風上にいれば確実に臭いし頭痛がしますね。
そんな凶悪な煙を発散する喫煙者というのも本当に勘弁して欲しかったわけで嫌っていたわけですが、最近こういうサイトを知って少し見方が変わりました。

喫煙者を救え! 彼らは被害者である。 もちろん、嫌煙者も被害者である。しかしその加害者は喫煙者ではない。嫌煙者は喫煙者に被害を受けていると感じるかも知れないが、実は、喫煙者が一次の被害者であり、嫌煙者が感じている被害は、「二次災害」と呼ぶほうが適切である。

なるほど、喫煙者は煙草産業という巨悪の(一次)被害者であり、副流煙を吸わされる非喫煙者は二次被害者であると。
ああ、言われてみれば確かにそうだ。このサイトにもある通り、タバコを嗜好品と呼ぶのには大きな間違いがあるのです。コーヒーなんかと違って、吸った人に何の快感ももたらさないから。実は、タバコを吸うと落ち着く・リラックスできるというのは残念ながら間違い。健常な(ニコチン依存していない)人はタバコを吸ってもリラックスするといった効果はありません。タバコが与えてくれるのは快感などではなく禁断症状からの一時的な解放のみなのです。
このことは知っていたのに一次被害者という考え方にたどり着けなかったのは不覚だった。依存薬物産業とその利権に乗っかる国家という構造の被害者。親鸞じゃないけど、救わなくちゃいけませんよ片っ端から。
まずは、被害者に自分が被害者なのだと気付いてもらわないと。1週間に1本でも吸うという人、まずは紹介したサイトを見に行ってもらうとのが早いです。危機感を感じたなら『禁煙セラピー』という本がおすすめです。ちょっと翻訳臭さがあるけど、かなりの数の被害者を生還させた実績ある本です。