鳥は重い

「鳥のように」なんて言ったら普通「自由」の枕詞みたいなもんですが、まあ鳥の人生がどの程度自由なのかはおいておくとして、飛ぶことに関してどの程度自由なのか、見ていると疑問に思えてきます。
特に飛び立つ時! 明らかに渾身の力を込めてわっしゃわっしゃと羽ばたいて、数メートルは滑空どころかやや高度が落ちてしまってからやっと安定飛行にはいるよねカラスみたいな大きな鳥は。
都会に住んでいると、目にする鳥なんてカラスとハトとスズメくらいしかいないわけだけど、大きさは中ぐらいのハトだって飛び立つ時は安定に飛行にはいるまで結構時間かかってます。着地のときも見てると結構危うくて、着地体勢をとるともうコースを変えられない。避けきれずに正面衝突されそうになったよこの前。
やっぱり地球の重力は強いんですよ。鳥は、ちょっと大きくなると飛ぶには重くなってしまうの。その点、軽さが売りのスズメは本当に「鳥のように」自由に空を舞ってます。飛ぶのも降りるのも場所を選ばず、飛んでる時の鋭い方向転換もみてて気持ちいいくらい。
でもあれだけ小さいと、当然天敵が多くてやってられないものと思われます。終始襲われないか警戒していないといけないのも、やっぱりちょっと自由とはほど遠いよなあ・・・。