オーバーラン

コンピュータグラフィックスではラジオシティ法。これは、光源からの光だけで物体の輝度や影を計算するのではなく、モデルを構成するすべてのパネルが発光または反射で光を放っているものとして光の授受関係を巨大な連立一次方程式にまとめ、各パネルの輝度を決めるというもの。間接照明も半影もこれならばっちり。しかも、視点を変えても各パネルの輝度は決定済なのでレンダリングし直しに手間いらず。問題は、鏡面反射や屈折透過が表現できないこと。それと計算量が膨大なこと。鏡面反射などについてはレイトレーシングの併用で解決し、計算量については輝度の大きいパネルの光から順次計算に取り込んでいく漸進的ラジオシティ法で実用的に解決します。
・・・と、ここまでで講義は終わったんだけど、あれ? 今日はボリュームレンダリングまでやるんじゃなかったの? 今日は講義後にちょっとした大仕事が入っていてとても講義中に集中できそうになかったので珍しくがっちり予習してきたら、来週のぶんまでさらってきてしまったのでした。