私が毎日書く理由

このブログは「ダイアリ」を名乗りながら内容的には日替わりの読み物であって、日記はそのコンテンツの一種でしかありません。その日記だって自分で読むためにだけ書く本物の日記ではないから、うそはつかないまでも事実を一部省略していたり、自分で読み返したときにしか分からないような形で書きにくいことを埋め込んであったりだし。
日記でない以上、本来は日替わりであることに必然性はありません。隔日だって週刊だってよかったはず。それが日刊でやってきたのにはある理由があります。いや、ありました。
実は、実家の家族へ消息を伝えるという役目があったのですよこのブログには。もともと書き始めたのにはウィキペディアの仲間の影響が大きかったし、読んでくれている人も実家の家族どころか大学の仲間、合唱関係者などなど予想外にふくれあがってしまったんだけど、書き始めてからある効果に気付いたわけですよ。実家から安否を尋ねる電話がかかってこなくなった。・・・つまりそういうわけ。
今ではもう実家との間にメッセンジャーが開通しているのでわざわざブログで生きていることを伝える必要もなくなったから、いつでも日替わりをやめてしまっていいということに。それでも書き続けているのは、惰性かな。惰性というのは怖い。中学の頃、シーサイドレースという20kmのマラソンで全然走れなかった自分に腹が立って、足を鍛えるため自らにエレベーターを禁じたことがあったんだけど、実はその禁はまだ惰性で存続していて今でも実家のマンションではエレベーターを使いません。とはいえ、実際に足を鍛えてくれたのは階段昇降よりも朝の遅刻最終電車ダッシュだったというのは皮肉な事実。