マメ、生命に溢れて

年末頃は、「海,生命に溢れて」なんていう曲を「マメ」とか言い換えて、魚の名前を全部豆の品種に置き換えて歌ったりしてたもんですが、お豆が生命に溢れているのは本当のこと。マメ科植物の窒素固定能力のせいです。
窒素原子はアミノ酸を構成するのに無くてはならない元素、そしてアミノ酸はその配列によってDNAの指令を実現する物質。窒素がなければDNAもでかいだけの単なる分子なのです。
窒素なんかどこにでもあるのにと言うと、空気中の窒素分子は安定しすぎていて、分解して生体の有機合成に持ち込むことができません。窒素化合物が無くちゃ生き物は生きていけないのです。
ここでマメ科植物のすごいのが、共生している細菌のせいで空気中の窒素ガスを窒素化合物として取り込めてしまうこと。無尽蔵の資源が利用できるので、アミノ酸が作り放題。お豆が蛋白に富んでいるわけです。ね、生命に溢れている。
というわけでおいらの食生活は豆にかなり依存してます。同じタンパク源でもやっぱ豆腐とか納豆は安いんだわ。豆乳は牛乳より高いけど、おいしいからなあ。