麻酔のある時代に生まれてよかった

http://www.anesth.hama-med.ac.jp/Anedepartment/masuinorekishi.asp
この年表によると、局所麻酔が始まったのはほんの100年前、笑気麻酔で抜歯をしたのが160年前らしい。人類の歴史からすればほんの最近です。つまり人類はその歴史の大部分を、まともな麻酔のないまま過ごしていたわけ。そんな中、偶然にも麻酔のある時代に生まれたことの幸せを今日は実感したのでした。
・・・早い話がやっと歯医者に行ったのさ。やっと実家から保険証を借りてきたから。目標、左上顎6番、左下顎6番! まあ左の上下の奥歯が痛むのです。左下はずっと続く鈍痛。左上は温かいものがしみる。どっちも治療後の歯なんだけど、左下の方が前からあるからこっちの方が重症だと思っていました。
レントゲンを撮ってみると。左下は・・・よくわからない。欠損像なし。左上は・・・欠損像が歯髄よりも大きい。重症だったのはこっちでした。こんなでかい虫歯、素で削ったら悶絶昏倒必至。それがキシロカインの注射一本で無痛ですよ。削ってる最中の歯もモニターTVで見せてもらって、虫歯って黒いとは限らないんだと無駄な知識がまた増加。いやもう白い膿みたいなのが詰まったドームがぽっかりできてるんだもん。案の定歯髄炎を起こしていて、神経抜かれることになりました。こうしてさらに無神経な人間へ(違。
神経抜いた歯は、詰め物だけではなく金属をかぶせるそう。死んだ歯は強度面で問題があるのであるので、詰め物しただけだと圧力がかかったときにその詰め物がクサビになって歯を縦に割ってしまうんだとか。ああ、すでに24本しか残っていない歯なのに1本死んじゃったか。80歳まであと50年以上あるのに20本生き残れるのか!?