日本語の力

「日本語の力」と言っても一太郎ATOKのキャッチフレーズではございません。そう題した合唱コンサートが上野であったので聴いてきました。
http://www.kt.rim.or.jp/~atomiya/chorus/higu2005n.html
情報源は団員さんのブログをはてなで発見して(その記事はもう消されちゃってる・・・問題あったのかな?)。
信長貴富プロデュースで邦人作品を集めたコンサート。演じる合唱団ひぐらしは男性の平均年齢がやや高めの一般合唱団。話題性もあってか、上野文化会館の小ホール500席はほぼ満席です。それにしても知り合いがいるいるそこかしこに。合唱の世界ってホントせまいでやんの。
1ステージ「正しい歌の歌い方」は「正しいうたのうたいかた」をはじめとして日本語を使って歌うことに関する歌のメドレー。パンフに歌詞カードが入っていないのは、歌だけでメッセージを伝えきれるという自信のあらわれかと思っていたら、本当にその通りだったようで(信長先生自身がそうあいさつしていた)。そして実際、言葉がまとわりついてくるよう。歌詞カードいりませんでした。
2ステージ「寺山修治詩集」はカウボーイ・ポップなど6曲。やっぱ大人の合唱は学生の合唱とは違います。学生の攻める合唱もいいんだけど(というか、攻めない学生合唱なんかゴミだけど)、余裕と包容の味は大人にしか出せないってことでしょうか。それでいてカウボーイ・ポップの躍動感は全然歳を感じさせない。
3ステージ「ノスタルジアII」。信長カラー全開の新曲。アレンジしまくって原形をとどめていない「一週間」、下3声のハモリが本当に時計のベルに聞こえる「大きなのっぽの古時計」など。
4ステージ「木とともに人とともに」では早混でもやってた「生きる」を聴けました。どっちがうまかったかといったらどっちもほぼ完璧だった。どっちが良かったかと言えば、こっちが20倍くらい良かったです。