メリーしゃぶしゃぶ

東京大学コール・ユリゼンは、定期的に交流会という名の飲みを開いている、混声の方の盟友。その定演が、おいら定義ではぎりぎり「奥地」認定を受ける多摩センターのパルテノン多摩で開催されました。これはまた豪華なイルミネーションの街並み、多摩センター。
実質5ステージという長めの構成。前半は邦人曲、後半は愛唱曲と演出ステージという組み合わせ。すべて、男声と女声を前後に配置した並びで歌います。
全体として、よく揃ってハーモニーのきれいな曲と、各パートがバラバラに目立ってしまっている曲と、かなり差が大きかったというのが印象。3ステの民謡集はハーモニーもいいしエネルギーにもあふれてるしでいい感じだったけど、1ステの『心の四季』は歌の良さを完全には引き出せていなかったような。ピアニッシモって、マニュアル車を車庫入れするときにエンジンをしっかり吹かさないとスムーズにバックできないみたいに、一番力を出さないとすぐエンストしてしまうのです。パルテノン多摩はでかいホールでよく声を届かせる必要があるだけに、このエンスト気味のピアニッシモが目立ってしまったのが残念。
愛唱曲ステージやフロント演奏は『大地讃頌』『わたりどり』『Ave Verum Corpus』『いざ立て戦人よ』『夜の歌』などよく知ってる曲がたくさんでいいなあ。『夜の歌』はうちも唯一の愛唱歌にしている共通項。
終わったあとは、せっかくクリスマスの夜に集まったんだからと・・・新宿でしゃぶしゃぶ食べ放題。おい、そんな色気ないことでいいのかうちらは。女の子達もお年頃のはずなのに圧倒的にしゃぶしゃぶ支持だったしな。