どうせ失うなら

お金を貸してくれと頼まれたとき。これは、困ってしまう瞬間です。100とか200円貸してくれと言われたんなら別だけど。頼んでくる相手は当然親しい友人だし、窮状を訴えているわけです(そうでなかったら数ミリ秒で門前払い決定だし)。ただ、その額というのもまずおそるおそる桁数から聞いた方がいい金額。貸せばこっちの財布も大ダメージ。しかも返済の催促なんかできるのか今後!?
以前から持っていたポリシーが、安易に貸し借り関係を作ればお金と親友を両方同時に失うことになりかねない。だから、余裕がなければきっぱり断り(この場合、友人の方を失う可能性はあり)、余裕があるなら貸すのではなく無償供与してしまえ(どうせ返ってくる見込みはもとから薄いんだから)、というもの。おいおいホントにそんなことするのかよ、というと、実はおいら一回その無償供与、やってます。ええもうおかげで学資は卒業までギリギリですよ(ならWMFに寄付なんかしてる場合なのか!?)。
ただ、それからまたポリシーが変わりました。結局、無償供与だって友人関係を変質させてしまうのね。友人ってのは互いに尊敬しあえる対等な関係じゃなきゃと思っているんだけど、まあこれは7月1日に書いた恋愛関係についての考えと同じなんだけど、やっぱり無償供与だってどうしても上下関係を作っちゃう。優位⇔後ろめたさっていう。これじゃ結局貸した場合と変わらないですね。やはり、困ってしまう瞬間と言うことになります。