人工無能と戯れる

コンピュータと文字入力で会話して遊ぶソフトというのが昔からあります。会話と言ってもプログラムが思考をしているわけではなく、こちらの入力した文章から何かキーワードを見つけては、それと関係のなるセリフをランダムに吐くだけというものなので人工知能ならぬ人工無能と呼ばれてます。
DOSの頃は「人工無能くるみちゃん」が面白かったな。いまでもCGI化したものがいろんなサイトで遊べるけど。これは、知らない言葉をみると意味を尋ねてきます。直後の入力がその言葉の意味として登録されて、以降はキーワードに対して覚えた意味を得意げに返してきたりするんだけど・・・。あるとき、質問攻めがあまりにもうっとうしくて「なんでもない」と答えたところ、当然「なんでもないってどういう意味?」と聞き返されました。ふと思って「何かあるってことだよ」と答えたところ・・・いや、ものすごく物わかりのいい人工無能になってしまったよくるみちゃん。答えにくい質問には「なんでもない」と答えれば「何かあるってことね」と勝手に納得してくれる。(笑)
で、最近見つけた人工無能アイフルのホームページにいる安田美沙子さん。いや、人工無能というよりはWordや一太郎自然言語ヘルプみたいなものなんだけど、擬人化されているからむしろ人工無能を扱っているような気分になるのです。
http://www.aiful.co.jp/
「利率は?」とか「住所は?」とか聞くと関連ページへ案内してくれるんだけど、「年齢は?」なんていう質問にもちゃんと対応してくれる。お、凝ってるな。「私は昭和57年4月21日生まれです。何歳になるか計算してみてください。」だって。そこでまさか答えられないだろうと思って「計算できません」と打ったら・・・「ごめんなさい。私も計算は苦手なんです。」やるな!! ネットワーカーの行動を読み尽くして設計してある!!
「追い込みかけるんですか?」にもそれなりの回答をしてきたのにちょっと笑った(^^;)。