ハシゴ合宿

さあ今度は混声の合宿です。北軽井沢から府中へ大移動。帰りは高崎線ではなく、車に便乗させてもらったけど、それでも大宮からだから京浜東北線と武蔵野線でちょっとした長旅です。荷物は野菜を大量に買い込んでせいでさらに増量してるし。
さて、北軽井沢では着いた日に夜練のかわりにバーベキューだったからバーベキューしに行ったようなものだったし(あとモノポリーとUNO?)、府中では・・・ああ、こちらも今日は夜練がないと。何しに来たんだ(^^;)。その夜練のかわりは、演奏旅行での録音の鑑賞会。これはこれで大事な練習なわけですが。
さて、合宿に来たのに大して練習もせずでは来たかいがない。せめて夜更かしして楽しまねば! というわけで夜遅くまでだべっていたわけですが・・・いやむしろ寝かせてもらえなかった。完徹。昨日・おとといもあまり寝ていないので結構拷問。
さて、夜中の怪談トークのとき即興で作った怪談を。

マイアミに住むDさん(仮名)は週末には趣味で軽飛行機に乗るパイロットでした。その週の週末も、好天だったので一人で飛ぶことにし、飛行場へ向かったのでした。その飛行場の近くにはもう20年ほども前から住み着いているという白髪の老人がおり、いつも訳のわからないことをぶつぶつ話しているだけだったのですが、今日に限っては「絶対に今日は飛んじゃいけない」とはっきり言っていました。
それは気にかけず、Dさんは今日は海の方へ機首を向けて飛び立ちました。そこは、いわゆるバミューダ・トライアングルと呼ばれる海域です。
さて、空は絶好のフライト日和でしたが、徐々に雲が出てきました。やがて暗くなり、雨が降り出して雷鳴もとどろき始めます。危険を感じたDさんはマイアミへ引き返すことにしました。
飛行場に着いたDさんは、どこか様子のおかしいことに気付きます。知り合いの係員が一人もいないのです。周囲にいる人に知った名前を尋ねても、誰もそんな人達を知らないと言われるばかり。ふと手許の新聞を見て愕然としました。日付がちょうど20年前の今日だったのです。深いショックを受けたDさんは白髪になってしまったと言うことです。