アルコール社会

お酒の話ではありません。ごめんなさい。
たまに思っていること。アルコール(メタノール)を自動車燃料に使うのってエネルギー問題&温暖化対策としてもっと注目されてもいいんじゃないだろうか。だって実際、メキシコとかブラジルとかでは実現できてるわけだし。そして、次世代エネルギーへの移行も容易だと思うんです。
まず、メタノールの特徴。ガソリンエンジンでもディーゼルエンジンにも使用可能です。体積あたりの燃焼エネルギーはガソリンほどじゃないけど、そのぶん安価なので経済性は十分。そして、バイオマスエネルギーとして生産できるので、いくら燃やしたって同量再生産すればCO2はそのまま再吸収できます。腐食性が強いという欠点がありますが、本気で対策すればそこまで致命的な問題でもないでしょ。
そして最大のメリットは、燃料電池車の燃料としても利用できること。燃料電池には燃料として水素をつかうものとメタノールを使うものがあるわけですが、水素タイプを普及させようとすると大きな問題があります。補給スタンドが多くないから車が増えない。車が少ないから水素スタンドを作ってもビジネスが成り立たない。普及するまでのブレークスルーが大変ですね。
メタノールならどうよ。ガソリン車に使えるんだから、メタノールスタンドは十分ビジネスになり得ます。メタノールスタンドが増えれば、メタノール型の燃料電池車も十分に現実的な存在になってくれるのです。「つなぎ」のエネルギーとしても、そのままでも、すごく環境面で有利でしょ。